最終回『きのう何食べた?』続編でやってほしいエピソード多数 学ランのシロさんはCGかと思ったら別人だった!
編集部
■ラストシーンは原作第1話
ハッピー感マックスのまま、ここからはエピローグのような展開。
二人で馴染みのスーパー中村屋へ買い物、からのカフェでのお茶。普段はシロさん一人で行くスーパーだがケンジと行く数少ない原作回(♯46・♯53)をミックス。
「ごんべんのつゆ」が底値より80円も安いのを発見し半狂乱のシロさん。さらに低脂肪乳75円を見つけ「最高です」と泣く。何十円か安く買っただけで「本当にいい正月だな」と声を大にしながら商店街を歩く安上がりな男シロさん。
普段しっかりしてるのにこういう風に子どものようになる可愛さがいいんでしょうね。
逆にこういう時落ち着いて保護者のようになるケンジ。いい関係。
もちろん店内BGMはあの中村屋のテーマ。マイナー調なのに今回は明るく聞こえるから不思議な曲だ。
カフェでも前より周りの目を気にしなくなってたり、ゲイばれしそうな会話をするケンジにイラつかなくなってるシロさんを見ていると、ここまで紆余曲折を乗り越えてきた時間の積み重ねを感じる。
ケンジに理由を尋ねられ「いいかげん、もういいかなって思って」と説明するシロさん。曖昧な一言だけど、とても大きな変化。第1話の頃とは変わってないようで変わっている。
自宅にてケンジがシロさんの髪を切るシーン。お互い顔をあわせないから素直になれたのかシロさんはこう言っている。
「なるべくお前にはハッピーでいて欲しいって思ってるんだよ。だからお前が嬉しいなら全然いいんだって」
「お前が幸せ感じるならこれからはカフェくらい何度でも付き合うよ」
嬉しさのあまりハサミを持ったまま後ろから抱きしめるケンジ。
冗談めかして抱きしめたあとに、無言で再度抱きしめる。音楽なしに時計の音だけが聞こえるのが、その瞬間が過ぎて行くせつなさと永遠に続くかのような感覚が入り混じって綺麗だった。