吉本興業が警察OBら30人投入し「芸人に圧力!?」 それでも吉本に所属し続けるメリットとは?

編集部

 吉本興業が、コンプライアンス向上のために警察OBや弁護士ら30人で結成された特別チームを結成。所属芸人ら約3,000人に対し研修を行っていることがわかった。

 吉本興業は先月27日、ホームページで「コンプライアンスの徹底と反社会的勢力の排除に関する決意表明」を発表。2,000文字以上に上る長文ながら、内容が薄いことや、「コンプライアンス」という言葉が実に14回も使われていることから、「ただコンプライアンスって言いたいだけ」と一部ネット上では失笑を買っているようだ。

 「吉本はこれまでも芸人を集めてコンプライアンス講習をやってきましたが、それを強化させた形。しかし、芸人の管理体制やギャラ配分が変わらない限り解決にもならない。こんなやり方で芸人に圧力をかけたところで、来年には多くの金に困った芸人が闇営業をしているのでは?」(記者)

 闇営業騒動以前から、多くの吉本芸人がギャラ配分の不満について訴えているが、なぜそれでも吉本に所属し続けるのだろうか?

 「なんだかんだいって、吉本って仕事が多いんですよ。無名芸人でも、よほど嫌われない限り飼い殺しになることはない。例えば『M-1』や『キングオブコント』の決勝に進出したとして、吉本だと営業が劇的に増えるんです。
 しかし、某中規模有名お笑い事務所なんかは、芸人側に6割のギャラが配分されるんですが、決勝に出たくらいじゃ仕事がほとんど増えないんです。暇な芸人は腐りますから、売れていなくても忙しくできるのは吉本のいいところですね。まあ、その分、バイトできないですけど……」(吉本芸人)

「コンプライアンス」と連呼するばかりで、「ギャラを上げる」「契約書を交わす」といった声は一向に聞こえてこない吉本。とはいえ、吉本に所属するメリットもそれなりにあるようだ。

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