吉本「金欠芸人だらけ」実状はなぜ生まれるのか。「契約」と「登録」の狭間にある地獄の存在

編集部

 「吉本興業さんが、もう一回コンプライアンスを見直す、しっかりと法律を遵守することであれば、その一環として、まず内部において所属のタレントさんとの間の権利関係もきちんとする。それがまず第一歩だと思います」

 至極当然の見解を示したのは、加藤浩次と近藤春菜の吉本所属芸人2人がMCを務める、日本テレビ系『スッキリ』のコメンテーターを務める、菊地幸夫弁護士。

 吉本興業所属タレントらが、反社会勢力が主催するパーティーに事務所を通さず出演し、金銭を受け取っていた「闇営業」問題を扱った、6月28日の放送で、加藤と近藤も吉本と正式な契約を交わしていないことを知ってのコメントだった。

 では、吉本は多くの芸人とどのような関係にあり、どう芸人を扱っているのか。 あるお笑い関係者が、そのリアルをこう説明してくれた。

「吉本には、NSCという養成所が全国にあり、1年のカリキュラムを経て卒業公演を終えると、そこからは“芸人”を名乗れるようになる。実力も才能もともなわない者がほとんどですが、それでも事実上“プロ”とみなされるわけです」

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