歴代ワースト大河「いだてん」は風前の灯火!告知強化・誘致活動編スタートで汚名返上へのラストスパート開始!

編集部
 しかし、木田氏は冷静さを保っている。「(視聴率低迷は)残念なことではあるが、15%が67%になったわけではない。何か要因が発生してこうなったとは思っていない」と分析。その揺るがない姿勢の根底にあるのは、特有のドラマ構成にあるようだ。
 ビートたけし演じる落語家・古今亭志ん生が語り手となり、小咄調にストーリーを進める。“並じゃない”脚本家・宮藤官九郎らしい奇策だが、視聴者からはいまだに戸惑いの声が聞こえてくる。

 「今までにない・見たことのない大河ドラマの作り方をしている。たくさんの人がついてきてくれればありがたいが、視聴率がすべてではない。レベルの高いものを貫いていただきたい」と木田氏。
 大河ドラマをはじめ朝の連続テレビ小説など、過去には高視聴率を獲得すれば諸手をあげてプロモーションに使っていただけに少々辻褄が合わない気がするが、そう言わなければやってられないのが本当の心境か。

 これからドラマはどうなるのか。30日からは阿部サダヲ演じる田畑政治による第二章に突入。東京オリンピック開催に向けた誘致活動という、日本人好みのネゴシエーション系の物語がせめてもの救いか。過去の名作をごぼう抜きし、歴代トップクラスにくい込むラストスパートを期待したい。

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