「AKB48」高橋みなみがついに卒業!  「最後は“たかみな”ではなく“高橋みなみ”になってしまうのは、やっぱり劇場だから」

編集部
高橋みなみ

  「AKB48」の高橋みなみが8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で「高橋みなみ卒業特別記念公演~10年の軌跡~」を行った。

  2005年12月8日、AKB48劇場のステージに初めて立ってから約10年と4ヵ月、25歳の誕生日であるこの日、高橋が最後の劇場公演のステージに立った。
  これまでの「チームA」の劇場公演のシーンが映し出された後、一人ステージに現れた高橋は『桜の花びらたち』をアカペラで披露。
  観客から温かい手拍子を受けながら歌い終えると、その瞳は涙で潤んでいた。

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  卒業公演の1曲目を涙とともに歌い終えた高橋は、今度は笑顔で「始まるよー!」と他のメンバーを呼び込み、10年前にデビューを飾った公演のタイトル曲『PARTYが始まるよ』をパフォーマンス。

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「10年の足跡を振り返らせて頂いた」と高橋自身が説明したように、セットリストは『会いたかった』、『誰かのために』、『ただいま恋愛中』、『恋愛禁止条例』、『目撃者』と、「チームA」が行ってきた1stから6thまでの公演のタイトル楽曲が続いた。

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  中盤ではユニット曲も披露したが、ここでも、自身の10年間を振り返るように、劇場公演で務めてきたユニット曲を1st公演の『スカート、ひらり』から『嘆きのフィギュア』、『ガラスのI LOVE YOU』、『Bird』、『純愛のクレッシェンド』、『愛しさのアクセル』と順番にパフォーマンスした。

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   またこの日の公演は、卒業公演であると同時に高橋の最後の生誕祭ともなった。
  参加がかなわなかった卒業生の篠田麻里子からのサプライズの生電話などで盛り上がり、25歳の女性としての意気込みを求められた高橋は「お仕事を頑張る!」と抱負を語った。

  終盤には『RIVER』、『大声ダイヤモンド』、『唇にBe My Baby』とシングル曲を披露し、「最高でした。あ~、楽しかった~。ありがとうございました」と充実の表情を見せた。

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  アンコールでは、「みなみ」コールが劇場に響く中、「AKB48」に在籍した3775日の思い出の映像が流れ、白いドレス姿の高橋が登場。
  高橋は大粒の涙を頬に流しながら、自身の卒業ソングである『背中言葉』を歌い上げた。

  歌唱後、高橋は「終わっちゃう…。終わっちゃうなぁ…。今ふと、大島優子が卒業した時に言った言葉を思い出しました。『一番悲しいのはAKB48を卒業することじゃなくて、劇場から卒業すること』、その言葉の意味が今、分かりました。10年間、毎日ではありませんが、この劇場に立ち、公演をして、来てくださるファンのみなさまに育てて頂きました。本当に感謝しています」と感慨深げに語った。

  続けて、「特別公演ということで、最後なので、やりたい曲を全部やらせ頂きました。自己満足かもしれませんが、すごく楽しかったです。本当に楽しかった。今日で、やり残したことは本当になくなりました。やり切りました」と今の心境を明かした。

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