那須川天心が川崎殺傷事件に言及。“己の無力さ”を嘆く正直ツイートに世間からは称賛・同意の声

編集部

 格闘技界の“神童”・那須川天心が28日に自身のTwitterを更新し、世間を震撼させている痛ましい事件に言及。その正直なコメントにネットでは賛同の声が挙がっている。

 那須川がコメントを寄せたのは、28日朝に川崎市多摩区で起きた通り魔事件。小学6年生の女児と保護者男性の2人が死亡し、そのほか児童15人を含む17人が負傷する事態となった。犯行に及んだ男は児童や保護者を刃物で切りつけたとされ、無防備な児童を突然襲う卑劣さに、世間からは「どうやって子どもを守ればいいのか」と刃物を使った犯行への無力さを嘆く声が聞かれる。

 そんな中、那須川は「川崎の無差別殺傷事件 本当に悲しい、、あり得ないと思う。 格闘技をやってますが 実際刃物を持った人と遭遇した時に助けに行けるかと言われても行けないと思う。 まだそんな勇気ないし、力もない。 でも助けたい気持ちが大きい もっと強くならなきゃな 人として。」と投稿。
 格闘技界を席巻するパーフェクトファイターでありながら、後ろ向きともとれる内容に「他の格闘家は助けるって言ってたよ」「那須川助けろよ」といった否定的なコメントも寄せられた。

 しかし、世間の大半は那須川の客観的かつ正直な考えを称賛。「その気持ちが人としての真の強さをつくる」「自分も強くなりたい」と、痛ましい事件に悲しみ、無力さ嘆く人々の心を打ったようだ。
 那須川といえば昨年末のフロイド・メイウェザー・ジュニアとの階級を度外視したボクシングマッチや、世界一を目指さないファイターが多いことへの苦言など、自身の可能性を信じて疑わない“ビックマウス”が真骨頂。
 それだけに、あまりにも謙虚に己の力を分析する姿勢は、大胆不敵な格闘スタイルをよく知るファンにとっては知られざる一面に映ったようだ。

 己を知ることから始まる世界最強への道。日本中が心を痛めた凄惨な事件が、那須川の格闘家として、そして人として、大きく成長する契機となることが 、ほんのわずかであっても供養になることを祈りたい。

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