ナイナイ岡村、東野幸治の「元祖芸人小説」を語る

編集部

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 23 日深夜放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)において、東野幸治が 2000 年に上梓した小説『泥の家族』(幻冬舎よしもと文庫)について語られた。
本作は「七割の作り話と三割の実話」がベースとされており、バラバラになった家族がひとつ屋根の下で暮らしながら再生してゆくストーリーである。東野の自伝的要素が入った小説とされる。

 なぜ、旧作の話が持ち出されたかといえば、本作の版元が幻冬舎であったため。同社の見城徹社長が、作家の実売部数をツイッターで暴露した件を受け「東野の実売部数がバラされる」とネタハガキが送られてきたのだ。

 岡村いわく東野は「『泥の家族』は局地的に売れた」という。岡村にとってみれば本作が芸人小説の元祖というべき存在であり「東野さんの『泥の家族』がなければ、又吉直樹の『火花』もなかったし、劇団ひとりの『陰日向に咲く』もなかった。みんな(小説を)書いていいんだと思ったのでは」と語った。

 又吉は太宰治などを愛読する読者好き芸人として登場し、劇団ひとりも自ら独自の世界観を持つネタ作りを手がけるなど作家的なセンスがある人物である。一方で東野は、今でこそブログを書籍化したエッセイ集『この間。』(ワニブックス)などの著作があるが、もともと文筆とは無縁の存在であった。
そうなると、当時、テレビでのふるまいなどから「彼は書ける」と考えオファーを出した編集者がいたのではないか。その点においては幻冬舎に先見の明があったといえよう。ただ「局地的に売れた」という限り、売上自体はかんばしいものではなかったのかもしれない。

 2000 年発売の同作は 09 年に文庫化されるも、現在は絶版状態となっている。出版業界の慣例にならえば仕方ないとはいえ、隠れた名作が気軽に読めないのは残念であろう。

(文=相川ナロウ)

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