「可愛らしさ」は昔からだが、「トークスキル」が格段に向上した今は、ある意味彼女の全盛期かもしれない。
長澤まさみ主演の映画『コンフィデンスマンJP』が5月17日に封切られ、初週土日動員28万4000人、興収3億8600万円を記録し、初登場1位を獲得した。 その原動力となったのが長澤の精力的な番宣活動。4月、5月と連日にわたってメディアに登場していたが、とりわけ彼女のトーク技術の高さが改めて業界内から高評価を受けているという。
「特に目立ったのが、オヤジ転がしのうまさです。とりわけ、メロメロになっているのが明石家さんまでした。4月6日のラジオ番組では長澤にまつわるエピソードを披露。さんまに挨拶に来た長澤は『さんまさん、いつでも“あ、ホンマや”できるように、鏡、いつも持ってますから。それだけ伝えに…』と来てくれたのだとか。さんまいわく、『ちょっと顔にシワできてきたな』と話を振り、長澤が『そんなわけない』と否定しつつ鏡を見て、『ホンマや!』と返すネタが定番化しているのだとか」(テレビ誌ライター)
実際、5月8日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に長澤が出演した際にも、人の話を聞かないさんまと違い、映画で共演した小日向文世や東出昌大はくだらない話でも聞いてくれると話した流れから、さんまが「ごっつい鬼ババみたいな顔してるで」といじり返すと、長澤は「そんなしてませんよ」と否定してからの、「鬼ババなんかしてないですって…ホンマや」と手鏡のようなもので自分の顔を見ておどけた様子で答えて見せ、さんまを喜ばせている。
「さんまと長澤は2007年放送のドラマ『ハタチの恋人』(TBS系)で共演しています。撮影中に長澤の周りにハエが飛んでいたのを見たさんまが『ハエがたかるなんてお前はウンコや、ウンコウンコ!』とはやしたて、長澤が『さんまさんとは二度と共演しません』とブチギレたこともあった。あれから12年経ち、さんまを手のひらで転がせるようにまでなったのだから大したものです。番宣で長澤に接したバラエティ番組のスタッフも彼女の“面白さ”に目をつけ、冠トーク番組の企画が複数持ち上がっているようですよ」(テレビ関係者)
会う人すべてを虜にしている長澤。映画のみならず、バラエティ界からの注目が集まる。