( Photo by (c)Tomo.Yun )
4月、東京池袋で起こった乗用車の暴走による母子死亡事故。
車を運転していた旧通産省工業技術院の元院長の飯塚幸三氏が入院先から退院し、事故後はじめて姿を現した。飯塚氏がいまだ逮捕されない点から、世間では「上級国民だから逮捕されない」という意見も出て、批判が渦巻いている。飯塚氏が運転していたのがトヨタ・プリウスで「暴走」が多いことからトヨタへの批判もあるくらいだ。
無論、この事故に対し、SNSなどではさまざまな意見が出ているが、やはり問題視されるのが、飯塚氏の今回の「姿」だ。
「杖を2本つき、足元がおぼつかない状況で登場した飯塚氏に対し『わざとらしい』『こんな身体で運転してたのか』という声が多いのは事実。そしてそれ以上に、詰めかけた報道陣に対し口でこそ『申し訳ございません』と語ったものの、マスクと帽子を目深にかぶり、立ち止まって頭を下げることもなかった状況に呆れる声が多数。『これも官僚感覚』『人に謝ったことがない人間』と批判的な声が多数です。もちろん報道陣に謝罪する必要はなく、謝罪するべきは被害者とその遺族ではありますが、こちらも『息子任せ』という報道がありますからね」(記者)
もともと足は悪くなかったようだが、あまりに世間感覚とかけ離れている飯塚氏の行動の数々に「演技」説まで飛び出してしまっている状況。これも飯塚氏のこれまでの行動の帰結という他ない。
事故の全容はまだすべて明らかになったわけではないが、今後飯塚氏がどのような対応を受けるかが注目される。