松坂桃李、演技力に絶賛の声集まるも、主演ドラマ低迷で“オダギリジョー路線”は免れず?

編集部

 人気俳優の松坂桃李が、8日に発売された文芸雑誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)の表紙&特集ページに登場。これまで出演した映画やドラマの原作者たちから演技力を絶賛するコメントが贈られ、「今後も映像化の時には優先的にオファーされるのでは?」と、ファンの間で期待の声が飛び交った。

 今年、俳優デビュー10周年の節目を迎えた松阪は、昨年5月に公開された映画『孤狼の血』での演技が評価され、3月に『第42回日本アカデミー賞』で 最優秀助演男優賞を受賞するなど、各映画賞を総なめ状態。暴力団対策法成立以前の広島を舞台にした同映画では、暴力班捜査係に配属され、倫理観を揺さぶられて苦悩する一流大学出の新人刑事・日岡秀一役を熱演した。

「同映画の原作小説の作者・柚月裕子氏は、『松阪さんは、本物の役者』と絶賛。以前は具体的なモデルを想像せずに執筆していたものの、映画を観た後で取り組んだ続編では、松阪の姿を思い浮かべて書き、インスピレーションを与えられたようですね。また、現在放送中のドラマ『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)の原作コミックの作者・有賀リエ氏からも『この方は、この先、さらにすごい俳優さんになっていく』と太鼓判を押されましたが、業界内でも伸びしろはまだまだあると指摘する声が多く、注目度は高まるばかりとなっています」(芸能関係者)

 しかし同ドラマは、初回平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をピークに、6.0%前後を推移。打ち切りの可能性を示唆する声も飛び交ってしまっている。

「事故で脊髄損傷の重傷を負い、車椅子生活を送る男性と、高校時代の同級生との純愛を描いた同ドラマ。相手役を務めるのは山本美月で、主題歌を担当するのは菅田将暉ということで期待値は高かったのですが、数字は伸び悩んでいるようですね。仮にこのまま低空飛行を続けた場合、主演を務める松阪のキャリアには少なからず影響が出てくることでしょう。“仮面ライダー俳優”の先輩であるオダギリジョーは以前、主演ドラマ『家族のうた』(同)が全11話から8話にまで打ち切られてしまったことで、ドラマ界の数字主義に対して恐怖心や猜疑心を抱き、映画に主軸を置くようになりましたが、松阪も今後、同じ道を辿ることになるかもしれません」(同)

 1964年の東京オリンピック招致に尽力した岩田幸彰役で出演する、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)に関しては、歴代ワースト記録更新が確実視されるほど苦戦中。こちらも、松阪がオダギリジョー路線を突き進むきっかけになってしまうかもしれない。

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