指原莉乃、卒業しても令和時代で活躍できる武器は“ギリギリトーク”と“コミュ力”

編集部

 アイドルグループHKT48の指原莉乃が4月28日の卒業コンサートでAKB48グループを卒業した。
08年3⽉にAKB48の5期研究⽣として劇場デビューを飾り、同年8⽉に正規メンバーに昇格すると、“ヘタレ”キャラで頭角を現わし、人気メンバーの仲間入り。

 恋愛スキャンダル報道により12年6⽉にHKT48に移籍するも、その人気は衰えるどころかますます加速し、翌13年の『AKB48選抜総選挙』で1位に。その後、15年から18年にかけて総選挙では初の3連覇を果たし、グループの顔になると、自身がセンターを務めて社会現象も巻き起こした『恋するフォーチュンクッキー』のメガヒット、バラエティー番組での活躍もあり、平成を代表するアイドルといっても過言ではない存在感を放ち続けて来た。

 アイドル誌の編集者はこう語る。

「指原さんがアイドルファンから支持された最大の理由は、彼女自身が元アイドルオタクということに尽きるでしょう。指原さんは素人時代からモーニング娘。らが所属するハロー!プロジェクトの熱狂的なファンとして、ハロプロファンの間ではそれなりに知られた存在でした。アイドルファンからすれば、指原さんは自分たちアイドルオタクの代表のような存在であり、いちアイドルファンがトップアイドルに上り詰めるという彼女の“ストーリー”に共感する部分も大きかったと思います」

 もっとも、“アイドルファンから共感を得る存在”というだけでは、芸能界の激しいサバイバル競争を勝ち抜くことはできない。

 バラエティー番組を数多く手掛ける放送作家は、希代のバラドルの才能をこう評する。

「バラエティーなどでの指原さんのトークを聴いていて感じるのは、常にギリギリを突いていること。もっと言えば、『アイドルという立場ではギリギリアウトかな?』と思うような発言も物怖じせずに口にするところですね。それでいて、けっして“地雷”は踏まない。その『ここまでなら許される』という空気を読む力、ギリギリの線を突く度胸は芸能界広しといえども稀有のもので、キャスティングする立場の人間が重宝するのもうなづけます」

 また、指原といえばダウンタウンの松本人志をはじめ、大物芸能人からも一目置かれる存在だが、そのコミュニケーション能力の高さも特筆すべきものがあるとか。

「指原さんは基本的には礼儀正しいのですが、秋元康さんや松本人志さんのような周囲が遠慮して腫れ物に触るように扱う超大物に対しても気後れすることなく、わりとフレンドリーに接するそうです。普段周囲からかしずかれている超大物にとっては、そうした指原さんの態度がかえって新鮮にうつり、心地良い部分もあるようで、ついつい目をかけてしまうそうです」(同放送作家)

 実際、先日の指原の卒業コンサートでは、多忙を極める超大物芸人の松本がサプライズ出演したことも大きな話題となったが、これも指原のコミュニケーション能力の高さの表れだろう。

 平成を代表するアイドル、その実力は令和時代もいかんなく発揮される…ということか。

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