サンドウィッチマン『バイキング』卒業で視聴率が…彼らの下積みを支えた“姉さん”歌手の存在

編集部

 お笑いコンビ・サンドウィッチマンが、坂上忍がメインMCを務めるフジテレビのお昼の情報番組『バイキング』を3月26日の放送回で卒業し、ここに来て同番組の視聴率が話題を集めている。

「32年間続いた国民的番組『笑っていいとも!』の後を受け、14年4月にスタートした『バイキング』ですが、過激な言動や毒舌家で知られる坂上さんがメインMCを張る中、老若男女からウケが良く好感度の高いサンドウィッチマンの2人の存在は、番組にとって想像以上に大きなものでした。ここ最近、視聴率が低迷気味の番組にとって2人の卒業の影響はけっして小さいものではないでしょう」(同局の局員)

 サンドウィッチマンは、今でこそカミナリや永野らも所属する芸能事務所も立ち上げて、その看板タレントとして活躍を見せているが、下積み時代の長さでも知られている。

「営業先などで共演するお笑い芸人の間ではその実力を高く評価されながらも、05年に『エンタの神様』に出演するまでは一般的な知名度はほとんど皆無に等しかったですからね。07年の『M-1グランプリ』で優勝するまでは、ほとんどスポットライトを浴びることはありませんでした。東京に進出をしてから『M-1』で優勝するまでの10年間、所属事務所を転々としながらコンビ2人で狭いアパートの部屋に同居していたことは芸人ファンの間では今も語り草になっています」(バラエティー番組を手掛ける放送作家)

 そんな2人と下積み時代をともにしていたのが、意外にもあの“紅白歌手”という。

「 “ご当地ソングの女王”として知られる演歌歌手の水森かおりさんです。サンドウィッチマンは一時期、水森さんが所属する芸能事務所にも籍を置いていて。当時、デビュー前の下積み時代にいちスタッフとして事務所の電話番やお茶くみをしていた水森さんとも接点があったそうです。その縁もあってサンドウィッチマンの2人はいまだに水森さんのことを“姉さん”と呼び、今でも親交が深いようです」(芸能リポーター)

 水森といえば、『NHK紅白歌合戦』に16年連続で出場するなど日本を代表する女性演歌歌手の一人となっているが、その人柄の良さは業界関係者の間では広く知られている。

「売れてからも偉そうな態度は一切見せず、年下のスタッフに対しても自分からきちんと挨拶するし、気遣いもできるのでスタッフやマスコミ関係者など現場ウケは非常に良いですね。歌唱力はもちろんのこと、ファン対応も抜群で、数多くのご当地から受け入れられるのも納得です。『サンドウィッチマン』の2人も売れてからもけっして偉ぶることなく、数多くの後輩芸人たちから慕われ、東日本大震災の発生以来、いまだに被災地支援を継続するなど業界内では人格者として知られていますが、そんな3人がジャンルを超えて下積み時代に同じ時を過ごしていたというのは何とも興味深い話ですよね」(スポーツ紙記者)

 何かと世知辛いご時世だが、下積み時代の苦労を経て今第一線で活躍する3人の活躍を見ていると世の中捨てたもんじゃないのかもしれない。

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