『きのう何食べた?』西島秀俊は志村けんばりのスイカの食べ方披露、田中美佐子の絶叫演技に爆笑!

柿田太郎

 西島秀俊と内野聖陽が同性カップルを演じるドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)。原作リスペクトを強く感じる丁寧な作りに評判もうなぎ登り、第1話はテレ東の見逃し配信で再生数歴代1位を記録したとのこと。もはや映画化してもいいのでは? と勝手に思ってしまうくらい同局を代表する看板ドラマの風格が漂ってます。

 シロさんの過去にせまった第2話を振り返ります。

 

■シロさんが浮気?

 几帳面で自炊料理好きのイケメン弁護士・筧史朗(シロさん・西島秀俊)と少し甘えん坊な美容師・矢吹賢二(ケンジ・内野聖陽)の同棲生活。ある朝、ケンジは愛するシロさんのスマホの通知により、女性との密会メッセージを目撃してしまう。早速浮気調査を開始するも一瞬にしてシロさんに発見されてしまう尾行下手なケンジ。公安で慣らした西島秀俊を尾行するのは素人では無理な模様。

 結局、この「女性」は浮気でもなんでもなくシロさんのシェア買い(量の多い特売品などを分け合って買う)フレンドなのだが、その出会いが強烈だった。

 

■シロさんのレイプ疑惑

 ある夏の日、シロさんの定期巡回コースであるスーパー・中村屋の前で特売のスイカ一玉(880円)の購入を悩んでいた、まだ知り合う前の2人。店頭で悩み続けシンパシー(安いから買いたいが一玉はいらない)を互いに感じ取り、「……半分こしません?」という女性に「いいですね!」と、シロさんが食い気味に返事をしたことで打ち解け、獲物を切り分けるためこの主婦・富永加代子(田中美佐子)の自宅へ。

 最初は自然な雰囲気だったが、いい買い物ができたというアドレナリンが落ち着いてくると2人して「なんだこの状況は?」と冷静に自問しだす。

 出されたスイカを、いつものようにチマチマとスプーンで食べていたら自分がゲイだとばれてしまうのでは? と、カミングアウトしない派のシロさんは心配に。いろいろ逡巡した揚げ句、志村けんのスイカ早食いコントを思わせる大胆さで過剰にワイルドに果肉にかぶりつくが、その食いっぷりを見た富永は富永で「やだ、この人男前すぎる……」→「カタギじゃない」→「レイプされるー!」と最悪の連想ゲームを展開。口を拭こうとティッシュを探してるだけのシロさんに「物色してる!」と怯え、集合住宅なのに大絶叫。

 その声量だけで、しっかり面白いのが見事。この絶叫は、できない役者には絶対できない絶叫だし、目ん玉ひんむいた表情も、必死さと間抜けさのバランスが絶妙。

 正直、田中美佐子では原作の富永の主婦感に比べ美人度が強すぎるのでは? と懸念したが杞憂だった。

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