宮藤官九郎がのんの『いだてん』出演を拒否した背景に長すぎる敗戦処理

編集部

 噂されていた“あの女優”の出演は完全に断たれたようだ。

 NHK大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺(ばなし)』の視聴率が低空飛行を続けている。2月10日の第6回に異例の早さで視聴率が10%を割り込むと、そこからは1ケタ続き。「“大河らしさ”をあえて外したことで、旧来の大河ファンが置いてきぼりになったのが原因でしょう。批判の矛先も脚本家の宮藤官九郎に向かっています」(テレビ誌ライター)

 その宮藤は、4月8日放送のラジオ番組に出演。『いだてん』に5年の歳月がかかっており、その間さまざまなことを我慢してきたことを明かしていたため、リスナーからは「NHKに対する恨み節?」「愚痴にしか聞こえない」といった声も聞かれたものだった。

「一部のメディアでは、視聴率回復の切り札としてのんの起用も取り沙汰されていました。宮藤とはNHK朝ドラ『あまちゃん』でタッグを組んだことから可能性は十分あり、知名度も高く、起爆剤にもなりえた。実際、水面下では起用が検討されていたようですが、なんとほかならぬ宮藤がそれを拒否したといいます。宮藤としては視聴率が良ければOKだったが、今の情けない状況でのんにすがるのはプライドが許さなかったようです」(芸能関係者)

 NHKとしてはすでに打てる手は全部打っており、V字回復は望めない状況だという。

「NHKサイドは完全に白旗を上げていて、すでに関心は来年の大河ドラマ『麒麟がくる』に向いています。主演の長谷川博己は普段は無口なタイプなのですが、NHK幹部との食事会では『僕が「いだてん」の敵を討ちますよ』と意気込みを語って関係者を喜ばせていたとか。そのせいか例年より早く宣伝活動がスタートしています」(前出・芸能関係者)

 宮藤にとっては長すぎる「敗戦処理」期間となりそうだ。

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