今春の選抜高校野球大会で大きな話題をさらった「サイン盗み」疑惑。それを疑って異例の抗議を行い、日本高野連に謝罪した星稜(石川)の林和成監督だが、同校で動きがあった。
同校は15日、野球部の山下智将部長とともに懲戒処分と発表。林監督は春季北信越大会の最後となる6月4日まで「指導禁止」。ちなみに、4月20日に開幕の春季石川大会では山下部長が監督として指揮を執る体制になるという。
林監督は選抜2回戦の習志野(千葉)戦、走者がキャッチャーのサインを「盗んで」バッターに伝えていたとし、なんと敗戦後に習志野のロッカーに押し入り監督に抗議し、批判が巻き起こっていた。
後日、林監督は日本高野連に謝罪したが、騒動の余波は収まらず。その後、学校に無断で週刊誌の取材を受けるなどその後も「暴走」が続き、最近は指導を自粛している状況だった。
結局のところ、この「サイン盗み」の真偽は明らかになっていないが、大胆な行動をとった割に「確証」を得られなかったのが、林監督の落ち度ではある。