広瀬すず『なつぞら』絶好調で振り返る倉科カナ、マナカナ、夏菜ら朝ドラ黒歴史3作

編集部

 NHK関係者は胸を撫でおろしていることだろう。

 広瀬すずが主演を務める100作目のNHK朝ドラ『なつぞら』第1週の平均視聴率が22.1%を記録。前作『まんぷく』の初週21.9%を上回り、過去5年の朝ドラで最高のスタートを切った。

「広瀬はプレッシャーを感じないタイプのようですが、今作はいつもより重圧を感じているのか、本番前にはプライベートで通っているキックボクシングのシャドーをしながらリラックスを心掛けているようですね。広瀬の幼少期を演じる子役の評判がすこぶるいいですが、今後、広瀬がメインになっていけば、さらに数字は伸びるかもしれません」(テレビ誌記者)

 一方で、朝ドラ100作の中には、大爆死の憂き目を見た作品も数多い。そんな黒歴史を紐解いてみるとーー。

「09年に平均視聴率ワースト13.5%を記録した、倉科カナ主演の『ウェルかめ』は最悪でした。都会の編集部で夢破れて徳島の地方誌に移るという都落ち設定がヒロインの成長を楽しむ朝ドラには不向き。見どころといえば、倉科のボディラインだけで、通り雨でズブ濡れになったシーンはマニアには大ウケでしたが…」(週刊誌記者)

 キャスティングが大失敗と言われたのが、08年の『だんだん』。

「朝ドラとしては唯一、三倉茉奈・佳奈という双子タレントがヒロインを務めています。見た目のそっくりな2人が偶然出会い、デュオを結成して歌手を目指すという物語だったため、ほぼ無条件で主役に抜擢。ところが、肝心の歌唱力がなさすぎて平均視聴率もワースト5位16.2%に沈みました」(女性誌記者)

 そして、最も酷評されたのが夏菜主演の『純と愛』だろう。意外にも平均視聴率は17.1%のワースト10位と、上(?)には9作もあるのだが、第1話からNHKにクレームが殺到する嫌われぶりだった。

「他人の心が読めるという超能力や、激高する性格に視聴者に受け入れられず、最終回では脳腫瘍に侵されたヒロインが寝たきりという救いのなさ。脚本家の遊川和彦が現場に顔を出し、演出に口出ししていたそうで、あまりの厳しさに夏菜は撮影中、トイレから出てこられなくなるほどメンタルが崩壊してしまったのは有名な話です」(テレビ誌ライター)

 多くの名作に埋もれた駄作たち。その屍の上で広瀬は大輪の花を咲かせることができるだろうか。

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