ある意味、テレビ界でいちばんのノンフィクション番組かもしれない。
演出家の宮本亜門氏が、前立腺がんを患っていることが4月2日にわかった。
「宮本氏は医療バラエティー『名医のTHE太鼓判!3時間SP』(TBS系)の企画で2月下旬に人間ドックを受診し、約1センチの腫瘍が前立腺に見つかり、3月上旬の精密検査でがんが判明しました。症状の進行段階などは8日の同番組で明かされ、今後は医師と治療について相談しながら療養に専念するとみられています」(テレビ誌ライター)
『名医のTHE太鼓判!』は17年5月に歌手・麻倉未稀の乳がん、18年7月に女優・東てる美の肺がんを早期発見しているが、医療バラエティーで病気が見つかった芸能人は意外に多い。
「同番組では、オアシズの大久保佳代子にも甲状腺腫瘍が見つかったが、幸い結果は良性。18年1月には安田大サーカスのクロちゃんが『2型糖尿病』と診断され、同年10月には番組で受けた脳MRI検査で直径7ミリの脳動脈瘤が見つかり、今年1月に手術を行っています。他にも、お笑いタレントの関根勤は、『サタデープラス』(TBS系)で受けた心臓ドックで動脈硬化の一つである冠動脈狭窄と診断されました。医師から、命に関わる病気にかかる可能性が高いと指摘され、冠動脈を拡げる手術を行っています。『主治医の見つかる診療所』(テレビ東京系)では、さとう珠緒が脳動脈瘤の可能性を指摘されたこともありました」(前出・テレビ誌ライター)
タレントは会社員のように年に一度の健康診断が義務付けられているわけではないため、病院で診断を受ける機会は少ないはず。不摂生な生活をしているタレントは医療番組に“逆オファー”したほうが良さそうだ。