5月16日で49歳を迎える大下容子アナの冠番組『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)が4月からスタートする。
局アナの冠番組は異例中の異例とあって、大下アナも番組冒頭で「エープリルフールじゃなくて?」と戸惑いつつ、「今まで通りやります」と意気込みを語ったものだった。
「93年にテレビ朝日に入社した大下アナは、98年からスタートした『ワイド!スクランブル』に加わって20年。オリコンが毎年集計している『好きな女性アナウンサーランキング』では、16年に初めて9位でベスト10入り。17年には3位、18年には7位にランクインし、若手女子アナに人気が集中しやすいなかで、存在感が際立っています。またSMAP解散時には戦犯扱いされていた香取慎吾を擁護し、ジャニーズファンからの信頼も厚い」(芸能ライター)
実力的には申し分ないが、女子アナ“30歳定年説”を吹き飛ばす快挙の裏には切実な理由もあるようだ。テレビ関係者が語る。
「テレ朝は報道畑の小川彩佳アナ、宇賀なつみアナのWエースが今春に退社し、大きなダメージを受けた。また、昨今は局アナを経てフリーアナになる流れが以前にも増して加速しています。そのため、局に残って40代となっても頑張れば冠番組を持てるということを他の女子アナたちに見せつけることで、流出を食い止めようとしているのでしょう」
経費削減の折、今後はタレントを使わず局アナで賄うケースも増えると予想されるだけに、「令和」の時代には女子アナの冠番組が量産されていくかもしれない。