引退を表明した大リーグ・マリナーズのイチローの去就に世間の注目が集まっている。
イチロー自身は「監督は絶対無理。人望がない。それくらいの判断能力はある」と語っており、球団のフロント入りが有力視されているという。
しかし、世界に誇るスーパースターをテレビ局が放っておくわけがない。すでに水面下では争奪戦が始まっているという。
「日本球界復帰の可能性は薄いですが、芸能活動をする可能性はありそう。出演すれば視聴率2ケタは確実だけに、人気バラエティ番組がこぞって企画書を送りまくっているようです。また、東京五輪をにらんで日テレは有働由美子の『news zero』、フジは加藤綾子がメインを務める『Live News it!』で、それぞれスポーツキャスターの椅子を用意しているとの報道も出ている」(テレビ誌ライター)
イチローの本音が知りたいところだが、業界関係者は「彼が最も興味を持っているのは俳優業」と言ってこう続ける。
「イチローは06年1月に放映されたドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)のファイナル3部作のひとつに出演。古畑と対峙する犯人役を熱演し、高評価を得ています。来年放送される長谷川博己主演のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に石田三成役でのオファーが行っているという話や、木村拓哉と共演する映画企画も浮上しているようです。ドラマにせよ、バラエティにせよ、イチローが出演を決めるのはプロデューサーの熱意が全て。ギャラは111万円と“イチ並び”にしておけばOKなのだとか。熱意さえ感じれば、11万1111円でも出てもらえると思いますよ」
アメリカに居座ることなく、日本での活動にも期待したいところだ。