大リーグ・カブスのダルビッシュ有が現地時間30日、レンジャーズ戦で今季初登板を果たした。内容は3回もたずして自己ワースト7四球を記録し3失点。マリナーズ・菊池雄星、ヤンキース・田中将大など、開幕以来好投してきた日本人ピッチャーに続くことができなかった。
開幕前から順調ぶりをアピールしていただけに、ダルビッシュ本人も大きなショックを受けているだろう。昨年9月に右肘の骨棘除去手術を受けたダルビッシュ。手術の内容・経過次第では選手生命が絶たれる大きな決断だったが、順調に回復。年明け早々のファン感謝イベントでは「体調、精神ともすごくいい状態。早くスプリングトレーニングが始まってほしい」と語り、ファンの期待も大きかった。
ただ、フタを開けてみれば制球が定まらず、マドン監督も「球はよかったけど・・・」とローテーションの柱の“謎の乱調”にクエスチョンがとまらないようだ。長い目でみればまだ先があると言えるが、これほど不調なパフォーマンスでは監督もファンも不安になるのは当たり前だ。