「ショボいな」「名作乗っ取りもいい加減にしろや」「学芸会並みの酷さだったぞ」と、ネット上では辛らつなコメントが連打されている。
3月28日に放送されたスペシャルドラマ『砂の器』の関東地区の平均視聴率が11・1%だったことがわかった。
同ドラマは松本清張氏の不朽の名作が原作で、過去7回映像化されている。今回は東山紀之とSexy Zone・中島健人のジャニーズコンビの共演が話題を呼んでいたが、「フジテレビ開局60周年特別企画」としては、いささか物足りない数字となってしまった。
「ジャニーズは嵐に続いて関ジャニ∞やNEWSの活動休止も噂されており、このままだとテレビ局への影響力が低下するとの見方も出ています。そこで俳優としては事務所のエース格の東山を投入、高視聴率を獲得してフジに恩を売っておきたかったはず。一方のフジもエースを投入してもらって爆死すればジャニーズとの関係が悪くなるため、これでもかと番宣に力を入れていました。とはいえ、ラテ欄の『ドラマ史に残る圧巻のクライマックス!感動のラスト31分46秒!!』は完全に看板倒れの失笑ものでしたね。ジャニーズに近しい一部メディアが『瞬間最高は12.1%』と持ち上げようとしていましたが、バラエティならいざしらず、ドラマで瞬間最高視聴率はさほど意味をなさず、逆に滑稽でした」(週刊誌記者)
同ドラマといえば、04年に中居正広が主演しており、それと比べた人も多かった。
「TBS系列の『日曜劇場』で放送された中居版は平均視聴率19.6%、最高視聴率26.3%を記録。俳優としての代表作となりました。ジャニーズとしては、近い将来退所が予想される中居の実績を潰しておこうという思惑もあったのでしょうが、逆に『中居くんの砂の器をもう一度観たい』と待望論が巻き起こっています」(前出・テレビ誌ライター)
この結果を受け、各局のドラマではジャニーズ離れが加速していくかもしれない。