男がホレる男・萩原健一が急逝。「職業=ショーケン」を貫き芸能界を賑わし続けた波瀾万丈の人生

編集部
男がホレる男・萩原健一が急逝。「職業=ショーケン」を貫き芸能界を賑わし続けた波瀾万丈の人生の画像1萩原健一公式サイト

 

 真の男を体現しつづけた俳優だ。

 28日、俳優・萩原健一が26日午前に都内病院で亡くなったことが判明した。急な訃報に驚いている人も多いだろうが無理もない。所属事務所の発表情報ではGIST(消化管間質腫瘍)を2011年から患い、芸能活動と並行して治療。その闘病生活を公表することは一切なかったといい、かっこいい漢・ショーケンを貫き通してきたかたちだ。

 GISTは胃や小腸などの消化管の壁にできる悪性腫瘍の一種。転移や再発を起こすことから胃がんや大腸がんと混同されがちだが異なる性質をもち、病変が進んでも自覚症状が少ないというやっかいな腫瘍だ。発生頻度は10万人に1~2人と少ないことから希少がんに位置付けられ、ファンとしては「なんどショーケンが・・・」と運命のいたずらにやるせない気持ちになってしまうだろう。

 ただ、そんな悲劇の運命さえもサクセスストーリーの一部にしてしまうほどの規格外の芸能スターであった。グループサウンドシーンを牽引したカリスマロックスターのデビューは、クローク役をしていたパーティ。急遽ボーカルが欠席したバンド「ザ・テンプターズ」のボーカル代役としてステージに上がったというのだから、絵に描いたようなシンデレラストーリーだ。

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