「イチローは柴犬を長生きさせた人?」伊集院光が引退会見を語る

相川ナロウ

 25日深夜放送の『伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)にて、21日に行われたマリナーズのイチローの引退会見について語られた。

 伊集院自身野球ファンであり、現在も後輩芸人たちと草野球チームを結成し楽しんでいる。ただイチローの会見は「野球にほとんど興味ない人でも、あの会見を見ているのがすごい」と話した。

 伊集院の前に座るスタッフである構成作家の母親は会見を見ながらぼそっと「イチローっていう選手は左バッターだったんだ」と述べたようだ。伊集院は「最後の最後で、アメリカだけでも3,000本、日米通算で4,000本以上ヒットを打っているのに、今左バッターだと気づく人がいる」と驚いた。

 さらに伊集院は「うちのかみさんにいたっては、あの会見を見ていてすごいって声をあげたのが『犬生きてるって!』」の部分だったようだ。

 イチローはアメリカへ渡り、2001年から柴犬の「一弓(いっきゅう)」をペットとして飼いはじめた。柴犬の寿命は長生きしたとしても15年程度といわれるため、18歳の一弓はかなり老犬だ。最近は犬の話題に触れないため、すでに亡くなったものと思っていたため「『おじいちゃん犬だけど元気でやっています』みたいな話をイチローがしたときの、うちのかみさんの食いつきぶりがすごくて……」と振り返った。伊集院夫人にとってイチローは、プロ野球選手であるとともに「柴犬を長生きさせた人」のようだ。

 伊集院は50歳までの32年間、中日ドラゴンズで現役選手として活躍した山本昌投手の功績を、夫人に説明する時も「投手は10年やったってすごい。ミニチュアダックスフンドの小型犬が10年ちょっと。山本は25年以上」と説明すると「山本昌すごいってレジェンドになった」と述べ笑いを誘っていた。

 野球にまるで興味がない人すら惹きつけてしまうイチローは、まさに超人であったといえるだろう。
(文=相川ナロウ)

「イチローは柴犬を長生きさせた人?」伊集院光が引退会見を語るのページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!