『バイキング』卒業、サンドウィッチマンの功績とは?

相川ナロウ
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 26日放送の『バイキング』(フジテレビ系)にて、お笑いコンビ・サンドウィッチマンのレギュラー卒業が発表された。サンドウィッチマンは開始当初からレギュラーを務めており、番組への大貢献者といえる。

「『バイキング』は『笑っていいとも!』の放送枠を引き継ぐ形で2014年4月にスタートしました。今では時事ニュースを掘り下げる『生放送ホンネトークバラエティ』がメインのコーナーとなっていますが、当初はグルメやお役立ちネタなどを紹介する情報番組で既視感があり、内容的にもぱっとせず、視聴率は苦戦していました」(業界関係者)

 やはり32年にわたってお昼の顔を務めてきたタモリによる『いいとも』の後番組の重圧は大きかったのだろう。ただ、その中で唯一目立っていたのがサンドウィッチマンの「地引網」レポートだった。

「サンドウィッチマンは毎週月曜日に中継コーナーの『日本全国地引き網クッキング』を担当していました。このコーナーのみどころはサンドウィッチマンの素人いじりですね。さわやかなイメージの彼らですが、毒蝮三太夫ばりの毒舌キャラもウリになりました。そのため『バイキングはつまらないけどこのコーナーだけは面白い』と話題になりました。このコーナーはぶっつけ本番の要素が強く、面白い素人は、本番前の交流によってサンドウィッチマン自らが選んでいたともいわれています。毎週何が起こるかわからない、中継コーナーの醍醐味が生かされた企画だといえるでしょう」(同)

 もし「地引網」すら話題にならず『バイキング』が早期終了となった場合には、現在のスタイルも確立されていなかったわけで、サンドウィッチマンは番組存続の貢献者であったともいえそうだ。
(文=相川ナロウ)

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