“クドカン”宮藤官九郎が新ラジオ番組スタートで『いだてん』脚本は大丈夫?

相川ナロウ

 TBSラジオが4月スタートの新番組『ACTION』のパーソナリティを発表した。この番組は平日夕方の15時半から2時間にわたって放送される帯の生放送であり『荒川強啓デイ・キャッチ!』の後番組となる。パーソナリティーは日替わりでクリープパイプの尾崎世界観、Creepy NutsのDJ松永、脚本家の宮藤官九郎、芥川賞作家の羽田圭介、コラムニストの武田砂鉄が日替わりで担当し、アシスタントはTBSの幸坂理加アナウンサーが務める。

 注目はなんといっても、クドカンであろう。宮藤は、1月より放送されているNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の脚本を担当している。ラジオレギュラー番組『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送系)は3月で終了しており、今後は脚本執筆に専念するかと思われたが、新たなラジオ番組がスタートする。『オールナイトニッポン』は月イチレギュラーだが、今度の番組は週1回の生放送であり負担は大きいように思える。『いだてん』は放送回を経るごとに、視聴率の下落が止まらず、さらに主要な役どころを務めるピエール瀧がコカイン使用で逮捕されるなどトラブル続きである。ラジオ番組のパーソナリティを務めている余裕はないように思えるのだが……。

「ラジオパーソナリティーのオファーは以前からあったでしょうし『いだてん』の脚本執筆と並行しながら務めるのでしょう。比重は大きいとはいえすべての時間を脚本執筆に当ててしまえば息が詰まるでしょうから、たまには外の空気を吸いたいのかもしれません。さらに宮藤はもともとビートたけしや高田文夫にあこがれていたラジオフリークとして知られます。ラジオへの愛着は強いので、ラジオ番組のレギュラーを続けたい思いもありそうです」(業界関係者)

 通常の連続ドラマの場合、放送1回分の脚本執筆に使える時間は「1週間から10日程度」といわれる。期せずしてラジオの放送ペースと合わさることになり、意外な裏話も聞けるかもしれない。
(文=相川ナロウ)

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