坂上忍のレギュラー7本は終わりの始まり?「殺されるかもしれない」と言いながら、明洞でマッコリを103杯

青場はるお

 毎週、芸能人がお気に入りの国を訪問し、PV風の映像でセレブっぽさを演出する「アナザースカイ」(日テレ系)。2月22日放送分のゲスト、坂上忍は3回目の登場。ソウルの繁華街、明洞(ミョンドン)をとにかく飲み明かす。

 ドラム缶焼肉「明洞ソソカルビ」、チヂミの名店「ヨルチャチッ」、絶品ネギサラダ「デグチッ」など路地裏の店を回り、マッコリ醸造所「ヌリンマウル延南店」でマッコリ作りまで体験した。坂上は行く先々で「クズを極める修行」と称し、マッコリを牛乳のように一気飲みし、実に103本ものマッコリを呑み干した。もう平成も終わろうというのに、昭和の子役時代に出会った大スターたちの生き様を追っているという坂上だが、この飲み方に付き合わされる周囲はいい迷惑だと思うのだが……。いろいろな番組で見せる、そのパワハラ、アルハラすれすれのやり方がいつまでもつのかヒヤヒヤさせられる。

 51歳にして、昨年新たに4本冠番組が増え、7本の番組の司会者となった坂上。さぞやこの世の春を謳歌しているのかと思いきや、酔っぱらって出て来る本音は、驚くほどに負のオーラをまとっていた。

「4つも番組抱えていいですねって、言われるけど、番組が始まるところっていうのは負けた枠なんだから、それを3年保たせられる自信が果たしてあるか。僕はこれを終わりの始まりで、それでいいと思っている」という坂上は、むしろ「理想的なのは(60歳になる)あと8年でちゃんと先細りしていくこと。もう精神がもたないから。勘弁してくれよ」と言う。さらに、「殺される時があるかもしれない。あれだけ言いたい放題言ってたら」と驚きの本音を暴露。芸能界については「早く干されたい。こんなクソみたいな業界」と言いながらも、「(役者の世界から)こっちに来た時、揉めて大丈夫な人こんなにいたんだ、と分かった」からバラエティーの世界が大好きなのだという。

 この坂上忍の本音トークに、ネット上でも、「坂上忍にここまで胸打たれるとは」「覚悟が違う。背負っているものも違う」と賞賛の声が上がっていた。

 番組中では、ファンだという俳優・監督のヤン・イクチュンとも対談。「バイキング」の収録を終えた金曜夜から40時間の弾丸ツアーは、命の洗濯になったのだろうか? こんな飲み方ばかり繰り返していたら、それこそいつかぶっ倒れそうで危なっかしいことこの上ないが、むしろそれを望んでいるかのように思わせるところ、当今No.1司会者の凄みである。

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