松坂大輔の「金のなる右腕」が、ファンのやりすぎ行為で負傷!?モラル低下が叫ばれるいまだからこそ問いたい“ファンのあり方”

編集部
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 沖縄で春季キャンプを行っている中日ドラゴンズは11日、松坂大輔が右肩の違和感を理由にしばらくノースロー調整を続けると発表した。メジャー時代、ソフトバンク時代から右肩のケガに苦しんできた松坂である。本来は「シーズンに向けて徐々にコンディションを上げてほしい」と温かい目で見守りたくなるニュースだが、裏事情を知ってがく然とした。なんと、数日前にファンと接触した際に右腕を引かれたことが原因だという。

 事の発端はこうだ。松坂がブルペン横の投手陣ロッカーから練習球場の三塁側通用口に向い移動していると、選手を待ち通路沿いに並ぶファンの姿が。そこで松坂はファンが伸ばす手にタッチするファンサービスを行ないながら歩いていたところ、松坂の右腕がファンにより後方へ引っ張られたという。

 松坂離脱は、中日ドラゴンズには大ダメージ。中日ドラゴンズに入団した昨シーズンは、6勝を挙げ、オールスターゲームではセリーグ先発投手部門で1位、最終的にはカムバック賞を受賞。百戦錬磨の“平成の怪物”は、経験を活かしたピッチングで球場を沸かせるスターとして、戦力・広告塔として中日ドラゴンズに欠かせない存在になっていた。与田監督は「本人としては接触が起きた瞬間は、『上手く治るんじゃないか』『痛みが消えるんじゃないか』と思ったはず。いわば不慮の事故であり、数日間松坂も悩んだと思うとかわいそうだ」と思いやった。

 この前代未聞のアクシデントに、プロ野球ファンは絶句。SNS上では「松坂大丈夫かな」という心配する声、「ファンが松坂壊したの?」「一生投げれなくなったら責任取れるんか?」との批判の声が飛び交っている。プロ野球ファンだからこそ、昨年復活するまで歩んできた松坂の“苦難の道”を知っている。積み重ねてきた努力を無駄にする一部ファンの行為に、球団の垣根を越えて全プロ野球ファンが激怒するのは当然だ。

  近年は各球団がファンサービスを強化する一方で、ファンの行き過ぎた行為が問題になっている。昨年7月には西武ライオンズの試合終了後にファンサービスの一環として選手とファンとのハイタッチが行われた際、山川穂高が所持していたタオルがファンに抜き取られるという事件が発生。ニュースでも取り上げられるほどの問題となり、ファンのあり方が問われるきっかけとなった。ファンは選手を応援する存在であり、足を引っ張る「球界の大敵」になることは決してあってはならない。

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