ピーマンズスタンダードが解散へ! 格闘技芸人化した理由は?

相川ナロウ

 お笑いコンビのピーマンズスタンダードが5日深夜放送の『ウチのガヤがすみません!』に登場し、解散を発表した。南川聡史はピン芸人となるが、吉田寛は芸人を引退する。

 ピーマンズスタンダードといえば、呼吸法によって「痛みを感じない」ことで知られるロシアの柔術であるシステマを南川が披露することで知られる。一方吉田も総合格闘技やブラジリアン柔術の使い手として知られ、格闘技コンビとして一部では知られていた。若手芸人の登竜門といわれる『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の「お笑いイミグレーション」への出場経験もある。

 そもそも2人が格闘技をはじめたのは、不仲に由来することはあまり知られていない。

「ピーマンズスタンダードはコンビ仲が悪いことで知られ、よく殴り合いの喧嘩をしていたそうです。『喧嘩に勝つ』ために、吉田が総合格闘技やブラジリアン柔術を習っていると知った南川が、最大の防御方法としてのシステマを知り習得しました。コンビの不仲エピソードがうまく、テレビのバラエティ番組にハマったといえるでしょう」(放送作家)

 それでも解散の道を選んでしまうのは、現在のテレビ業界を取り巻く状況も関係しているのかもしれない。

「やはり芸人は老若男女に受け入れられてこそ人気が出るといえます。その点、格闘技に特化したピーマンズスタンダードは、マニアックな男性ファンはついても、万人には受け入れがたいといえでしょう。さらに喧嘩のために格闘技を習ったエピソードも、コンプライアンス重視の現在のテレビではなかなか活躍の場がないのではないでしょうか」(同)

 芸人としてインパクトを残しても、そこから世間に受け入れられるのも大変なようだ。(文=相川ナロウ)

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