アンタッチャブル・山崎弘也が消えた!?テキトーキャラでは隠しきれない“多彩な芸人スキル”が仇に?

編集部
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 栄枯盛衰の激しい芸能界において、長年第一線で活躍しつづけられる芸能人はほんの一握り。そうしたなか、近年存在感を着実に高めているのが「中堅芸人」と呼ばれる40代のお笑い芸人だ。なかでも、有吉弘行にバナナマン、おぎやはぎなど、“非吉本芸人”が数々のレギュラー番組をもち、ダウンタウンやとんねるずといった「お笑い第3世代」と呼ばれる大御所の影が薄くなるほどの活躍ぶり。ただ、ある“人気芸人”を世間は忘れつつあるのではないか?数年前は有吉やバナナマンを上回る存在感と笑いの量、そして芸能界トップクラスの好感度を得ていた、“ザキヤマ”ことアンタッチャブル・山崎弘也である。

 現在ザキヤマがレギュラー出演している番組は、「スクール革命!(日本テレビ)」「クイズプレゼンバラエティーQさま!!(テレビ朝日)」「ザキ山小屋(朝日放送)」「東京らふストーリー(テレビ朝日)」だが、毎週放送の番組となると「スクール革命!」と「東京らふストーリー」の2番組となる。こうした状況が、「あれ?最近ザキヤマ見ないな」という、軽度の“あの人は今”状態を引き起こしている。

 芸能界全体を見わたせば十分レギュラーをもっていると思うが、2010年代前半のザキヤマはこれの比ではない。2011年上半期タレント番組出演本数ランキングでは20位(183本)にランクイン。2012年には「森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ)」「いきなり!黄金伝説。(テレビ朝日)」「おじゃMAP!!(フジテレビ)」「日曜×芸人(テレビ朝日)」といったゴールデン番組を多数抱え、『ザキヤマを見ない日はない』といっても過言ではない活躍ぶりだった。

 それがなぜかここにきてトーンダウン。考えられるのは、芸人としてのさまざまなスキルを備えているがゆえの「器用貧乏さ」である。世間一般のザキヤマに対するイメージは『テキトー、明るく元気』だろう。その陽気なキャラでM-1グランプリ制覇、そしてブレイクを果たしたことは間違いないが、かつては斜に構えた天才肌キャラで頭角を現した過去がある。若き日に先輩と慕うくりぃむしちゅー・有田哲平と同居し、日々の無茶ぶりのなかで有田イズムを継承したと言われるザキヤマの根底には、テキトーキャラとは真逆の「お笑いにストイックな姿勢」があるのだ。

 さらに、番組によっては進行役・ツッコミ役もこなせてしまうのが、悲しいかなザキヤマのキャラをぶれさせてしまう。有吉が好き勝手に毒を吐き、おぎやはぎが自由気ままにMCを行ない、オードリー・春日が唯我独尊のコメントを発する横で、ザキヤマは出演者や場面に応じて立ち回りを臨機応変に変える。その器用さこそが、ザキヤマというオンリーワンのキャラから、オールラウンダー芸人・アンタッチャブル山崎弘也へとスケールダウンさせてしまった気がしてならない。2015年に結婚、翌年には第一子が生まれるなど、家庭環境が芸人としての尖った部分を丸くさせたのかもしれない。ただ、かつてのザキヤマを知っている視聴者からすると「もっと好き勝手にボケろよ!」「空気を読むな!」と思うことだろう。

 

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