人気バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)の復活が話題になっている。この番組は、さまざまなしくじりをしてしまった著名人をゲストに招き、どうすればしくじらないかを学ぶ番組である。出演者は芸能人に限らず、ミュージシャン、政治家、スポーツ選手と幅広いラインナップで知られる。

 2014年10月に深夜番組としてスタートし、わずか半年後の15年4月にゴールデンタイムに進出するも、17年9月に突然終了してしまった。実質的な「打ち切り」といえるが、この番組最大の「しくじり」は早急なゴールデン進出にあったといえる。

「『しくじり先生』は、事前の綿密な打ち合わせとリサーチによって、台本を作り上げる番組です。それによって、喋りに慣れていない人間であっても『おもしろおかしいしくじり披露』が可能となります。深夜時代は30分番組でしたが、ゴールデンは1時間番組ですから、その分番組制作の労力はかかっていたでしょう。終了の真相は番組作りの体力が続かなかったのではないでしょうか」(業界関係者)

 深夜番組時代の個性的なテイストが、ゴールデンタイムで失われてしまう例は多い。

「00年代のヒット番組として知られる『銭形金太郎』(テレビ朝日系)は、さまざまなビンボーさんを取り上げ、夢を追う若者や、趣味に生活のすべてをかける人間などが登場し、変人の多さとそれをレポートする若手芸人のかけあいが絶妙でした。しかしゴールデン進出後は、単なる『田舎暮らしロハスライフスタイル』番組に変貌してしまいました。アクの強い社長たちの活躍が話題となった『マネーの虎』(日本テレビ系)もゴールデン進出後は、体裁を重んじるためかAVメーカー社長であった高橋がなりが出演できなくなり、ディープさを失います」(同)

 単に人気があるという理由だけのゴールデン進出は番組の根幹を失ってしまう危険性もある。『しくじり先生』の復活は深夜帯となる見込みである。今度こそじっくりと番組を育てていってほしいものだ。
(文=相川ナロウ)

『しくじり先生』復活! ゴールデン進出こそが“しくじり”だった?のページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!