『R-1ぐらんぷり』批判のキートン、実は気難しい芸人だった?

相川ナロウ

 お笑い芸人のキートンが『R-1ぐらんぷり2019』の大会運営を批判し、話題となっている。キートンは3回戦で敗退したが、1月30日にツイッターを更新し、会場でのウケは5番以内に入っていたにもかかわらず意図的に落とされたと記した。エントリー料二千円を徴収するだけの「R-1詐欺」とも舌鋒鋭く批判した。

 キートンといえば、吉本興業の芸人養成所であるNSC東京校の2期生であり、同期芸人にはくまだまさし、ハローバイバイ、佐久間一行らがいる。キートンは「R-1批判」に先がけ、昨年には吉本からの月給が「50円」であったと明細をアップし話題となっていた。これは単に「愚痴っぽい」ばかりではなく、キートンの気難しい一面を現しているといえるかもしれない。

「キートンはもともと増谷キートンの名前で活躍していました。彼の名前が知られるようになったのは『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の名物コーナーであった『細かすぎて伝わらないものまね選手権』でのRIKACOのものまねでしょう。瞬間芸的な顔マネですが、似ていると絶賛でした。しかし人気途上で卒業を宣言します。これは自らにRICAKOキャラがついてしまうのを避けたい思いもあったのではないでしょうか」(業界関係者)

 さらにキートンは同企画では浅田真央のモノマネも披露している。

「浅田真央のトリプルアクセルをスローモーションで再現するもので、白目を剥いた姿は、誇張しすぎたネタといえ批判が殺到しました。しかしこれにはブログで『炎上に関して「怒るのは理解できますが、真央ちゃんと自分を重ねて、勝手に傷つかれても困ります』『こういう匿名性の高い所で、無記名でウダウダ言ってる人へ。これからもネットと言う、ある意味狭い世界で威張っていれば良いのではないでしょうか』と、ネット民を挑発する書き込みも行っていますね。さらに懲りずに、このネタを持って韓国のバラエティ番組に日本代表として出演したことから『日本を下げる反日芸人』といったトンデモな決めつけも登場しました」(同)

 それでも本人としては意に介している様子はない。気難しさとともに、天然でマイペースな要素もある芸人だといえるだろう。
(文=相川ナロウ)

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