フジテレビ時代の完全な終焉を意味するのか?
ドラマ・映画として大ヒットを記録した「コード・ブルー」シリーズや、社会現象を巻き起こした平成の名ドラマ「白い巨塔」を手がけたフジテレビの増本淳プロデューサーが、8日にフジテレビを退社したことが分かった。
注目される今後の動向については、フリーのプロデューサーや脚本家として活動する予定。希代のヒットメーカーに対してはいま、テレビのみならずスクリーンやネットなど、幅広い業界から熱視線が送られている。
しかし、昨年7月公開の映画「劇場版コード・ブルー」が興行収入92億円の大ヒットを記録したにもかかわらず、なぜフジテレビを退社する道を選んだのか?
その理由について、日刊スポーツの取材によると、増本氏は「この5年くらいで活動する環境が激変し、テレビ局と同じようなレベルでドラマを作れる制作環境がたくさんできた。そこでチャレンジしてみたい」と語る。
たしかにNetflixやAmazonprimeに代表されるように、ドラマや映画をスマホ、PCで手軽に見られる時代になった。潤沢な制作予算を感じさせる、壮大なオリジナル作品も惜しげもなく配信しているのも、ネット配信の特徴だろう。