松本人志も予想できない? テレビ業界に押し寄せる「AI技術による変革」

編集部

 2019年、テレビの世界はどう変わっていくのか。

 ダウンタウンの松本人志が1月6日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、テレビ業界の問題点について言及。

「主導権を視聴者から取り戻さないといけないですね、テレビ局が。こっちが(視聴者に)お伺いを立ててしまっている」と苦言を呈した。

「昨今のテレビ番組について松本は、『スピード違反を犯さないような番組ばっかりで、制限速度60キロと言われているのに50も出さない。3、40キロしか出さない』と不満顔。『スピード違反をする番組って水曜日のダウンタウンくらい。免停になる、免取かなあ』と語り、もっと自由な番組作りがしたいようです。とはいえ、今やネットで叩かれるのは当たり前の時代ですから、スポンサーの目を気にして制作側が小さくまとまっていく流れは変わらないように思います」(テレビ関係者)

 一方、昨年あたりから変わったものもある。広告代理店関係者が明かす。

「昨年4月から、民放とスポンサーの間で使われるCM料金の取引指標が見直されました。これまでリアルタイム視聴率だけで判断していましたが、そこに録画再生の視聴割合を指す『タイムシフト視聴率』を加えた『総合視聴率』が重視されるようになった。それを見ると、日テレがフジに負けていた番組も多数あり、番組の評価が変わってきます。また、これまでは『相場』で決められていたタレントのギャラも外資企業のスポンサーが増えたことで、海外のように直近の視聴率や興行成績からギャラ相場が決まるという流れになりつつあります」

 そしてこの先はAI技術が進むことで、さらなる劇的な革新が起こることも予想されているようだ。

「テレビ局やリサーチ会社が持つ膨大な視聴者データによって、誰をどの番組にどんな役割でどんな役割で出演させればいいか、AIがキャスティングする時代が来ると言われています。そうなれば、大手芸能プロによる『ゴリ押し』が通じなくなる。視聴者の満足度が高くなり、メディアの中でのテレビの地位が復活するかもしれません。そればかりか、放送する前に視聴率が予測できるようになり、放送後すぐに打ち切りとなるケースが続出するでしょう」(前出・広告代理店関係者)

 松本が言うような“制限速度超え”の暴走番組は、放送前から終了となるのかも!?

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