乃木坂46・高山一実のデビュー小説『トラペジウム』(KADOKAWA)が好調だ。昨年11月末の発売以来、順調に売上を伸ばし、現在は累計13万部まで達した。小説は有名作家でも数千部~1万部スタートがやっとといわれているだけに、この数字は快挙といえるだろう。

 今後期待されるのは各種の文学賞へのノミネートなどではないだろうか。そこで有力な候補になりそうなのが「本屋大賞」である。

「本屋大賞は2004年に設立された文学賞です。全国の書店員による投票によって決定され、本当に面白い本が選ばれると評判です。過去の受賞作は06年の第3回がリリー・フランキー『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(扶桑社)、13年の第10回が百田尚樹『海賊とよばれた男』など話題作がそろっていますね」(文芸ライター)

 通常の文学賞の場合は、出版社が主催するほか、選考には小説家や文芸評論家、編集者など出版業界の内側の人間が関わる。そのため読者とのギャップが生じやすい。一方の本屋対象は、書店員の声がダイレクトに反映される。

「高山の作品が文学賞にノミネートされた場合、何かしらの政治的な意図や背景が取りざたされてしまうでしょう。しかし『本屋大賞』ならば、そうした不正は考えにくい。19年の本屋大賞の対象作品は17年12月1日から18年11月30日の間に刊行された小説が対象です。高山の『トラペジウム』は18年11月28日発売ですから、明らかに本屋対象を意識したシフトといえるでしょう」(同)

 本屋大賞は、ほかの文学賞受賞作に比べて売り上げも望めるため、書店、出版社ともにウィンウィンの関係となる賞である。高山がどこまで食い込むのか期待したいところだ。
(文=相川ナロウ)

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