乃木坂46・高山一実、又吉直樹の助言でスランプ脱出? 『トラペジウム』が“平成最後に読むべき”本に選出

編集部

 昨年11月に初長編小説『トラペジウム』(KADOKAWA)を刊行した、アイドルグループ・乃木坂46の高山一実が、5日放送のトーク番組『タイプライターズ~物書きの世界~』(フジテレビ系)にゲスト出演。女子高生たちのアイドルグループ結成物語を描いた同作品は累計発行部数13万部を突破と大反響を呼んでいるが、同番組では次作が書けない悩みを打ち明ける場面があった。

 同番組は、ピース・又吉直樹とNEWS・加藤シゲアキの“兼業作家”コンビがMCを務め、芥川賞作家の羽田圭介氏と中村文則氏がレギュラー出演。『史上初の物書きの物書きによる物書きのためのバラエティ』をコンセプトに、毎回さまざまな作家をゲストに招きトークを繰り広げている。

「この日の放送で高山は、『武器がないと思ってます今。何かこれってものを得るまでは書き始められないのかなと思います』と、次作への悩みを吐露しました。しかし、お笑い芸人を題材にした小説『火花』(文藝春秋)で芥川賞を受賞した又吉から、『芸人の小説たとえば100個書けたら、めちゃくちゃおもしろいと思うんですよ』と、自身を例に挙げ、アイドル・ネタを深掘りすることを勧められると、『またスタート地点に運ばれた気がしました』とスッキリした表情に。ネット上では、『又吉先生の言葉には説得力がある』『芥川賞の肩書きがあると威厳が増すなぁ』などと称賛の声が飛び交ったようです」(芸能関係者)

 今回、高山は、『トラペジウム』の帯コメントを担当した羽田氏の“今年イチ押しの物書き”として登場したのだが、その羽田氏は8日発売の「週刊SPA!」(扶桑社)の特集記事『平成最後に読むべき本』内で選者を務めた際にも同作品を選出。売り上げアップに一役どころか何役も買っている。

「羽田氏は、『非日常を体験する』というカテゴリーにおいて、ロシアの文豪・ドストエフスキーの『悪霊』とともに高山の作品を挙げ、現役アイドルが内幕を描いたからこそ非日常感を味わえると絶賛。また、先月11日に放送されたトーク番組『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)でも高山と共演し、文中で時折垣間見える意地悪な視点を称賛していました。タレント業でも活躍する先輩作家の猛プッシュを受け、累計発行部数10万部という大台到達は時間の問題だと目されています」(同)

 今月2日には、高校の先輩にあたるX JAPAN・YOSHIKIの公式Instagram上に登場し、「素敵な後輩です。みんな応援してあげてね。そして彼女が書いた本 #トラペジウム もよろしく!」と宣伝を受けた高山。MCとしても活躍するマルチな才能と極太の人脈をもつだけに、作家業だけでなくタレント業においても卒業後、1番安泰なメンバーなのかもしれない。

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