那須川天心 公式Twitter(@TeppenTenshin)より
昨年大みそかに行われた格闘技イベント『RIZIN.14』において、ボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニアにTKO負けした那須川天心に対し、元UFC2階級王者のコナー・マクレガーが7日、自身のTwitter上でマッチメイクを要望。格闘技ファンの間で話題を集めている。
マクレガーは、2017年8月にボクシング・ルールでメイウェザーと対戦したものの10Rで TKO負け。しかしその後、ことあるごとにメイウェザーを挑発して再戦を要求。昨年11月には、自身のInstagram上に那須川とメイウェザーのツーショットをアップし、ジャッキー・チェンと黒人俳優のクリス・タッカーがW主演した映画『ラッシュアワー』の新作なのかと揶揄する一幕も。大みそかの試合前までは、標的はあくまでもメイウェザーだったのだが……。
「那須川との試合後にメイウェザーが、3分3Rのファイトマネーが900万ドルだったことを自身のInstagram上で明かし、分給計算でおよそ1億円(実際には2分19秒でTKO勝ち)の高給にネット上がザワつきました。これに対してマクレガーは、経済誌『フォーブス』による『世界スポーツ選手長者番付』で昨年度の1位になるなど上位常連のメイウェザーを茶化すため、『900万ドルでは私のリストのトップに長く居続けることはできない』という意味のツイートをしましたが、心の底では“おいしい”と思ったのではないでしょうか」(芸能関係者)
マクレガーが那須川に対して提示したのは、自身に有利な総合ルールでのエキシビジョンマッチだった。これに対して那須川は、自身のベストな体重である58kg級のキックボクシング・ルールならば対戦の可能性もあるとリツイートし、ファンを安堵させた。
「マクレガーのベスト体重は70kg前後ですから、試合もままならないような過酷な減量を貫いてまで那須川戦にかける意気込みはないでしょう。メイウェザー戦では、前日の計量時点で4.6kgの体重差と、相手の土俵であるボクシング・ルールでの試合ということで、命の危険を心配された那須川。世界最高峰の総合格闘技団体・UFCで史上初の二階級同時王者となったマクレガーとの、体重制限なしの対戦とあっては、メイウェザー戦以上にリスクが高いため、挑発に乗らず冷静な対応をしたことでファンを安心させたようですね」(同)
那須川ファンが真に熱望しているのは、『K-1 WORLD GP』3階級制覇の武尊との対戦だろう。ジャパンマネー目的の対戦相手との茶番ではなく、真剣勝負を期待したい。