6日、NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~(以下いだてん)」の第1回「夜明け前」が放送され、平均視聴率は15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。昨年の大河ドラマ「西郷どん」の初回15.4%を上回り、軒並み「好発進」と報道されている。

「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治末期から始まり、東京五輪が開催された1964年までのおよそ半世紀を描くオリジナルストーリー。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、実に33年ぶり。キャストも主演の中村勘九郎・阿部サダヲさんをはじめ、ビートたけし、綾瀬はるか、星野源、森山未來、小泉今日子、役所広司など豪華俳優陣が勢揃い。年末年始には告知番組が次々に放送され、来年に控える東京オリンピックへと弾みをつけようとする、NHKの意気込みがひしひしと伝わっていた。

 しかし、フタを開けてみると、近年の大河ドラマと比較しても決して喜べる数字とは言えない状況に。初回放送の視聴率ワースト作品としては、井上真央主演で2015年放送の「花燃ゆ」が16.7%、柴咲コウ主演で2017年放送の「おんな城主 直虎」が16.9%、松山ケンイチ主演で2012年放送の「平清盛」が17.3%を記録。悲しいかな、「いだてん」は21世紀作品でワースト2位の低視聴率となっているのだ。

 ネット上では宮藤官九郎の真骨頂である、軽妙かつ人情味あるストーリーが評価される一方で、「大河ドラマでやるほどの内容か?」「朝ドラっぽくて違和感がある」といった厳しい声も挙がっている。日本史における乱世を題材とすることが多い大河ドラマにおいて、現状では『異質』の存在として受け止められているようだ。

 まだ1話だが、世間にファーストインパクトは与えられなかったのかもしれない。ただ、連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎の渾身作である。今後、宮藤官九郎マジックで視聴率も評価も右肩上がりに加速していくのか。「いだてん」の真価やいかに。

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