NHK大河『いだてん』、ビートたけしの“フガフガ懸念”払拭で高評価 豪華キャスト陣に期待大

編集部

 6日、NHK大河ドラマ第58作目にあたる『いだてん~東京オリムピック噺~』の放送がスタート。放送前には、ナレーションを務めるビートたけしの活舌の悪さを懸念する声があったものの、同役の青年期を演じる森山未來の登場シーンが随所に挿入されたことで不安が払拭され、ネット上では「見やすかった」との高評価が飛び交うこととなった。

 日本が初めて夏季五輪に参加した1912年のストックホルム五輪から、64年の東京五輪開催までの52年間を舞台に、日本人初のオリンピック選手となった“日本のマラソンの父”こと金栗四三(中村勘九郎)と、東京オリンピック招致成功の立役者・田畑政治(阿部サダヲ)を主人公に描いた同ドラマ。たけしは落語家の古今亭志ん生役を演じ、森山はその青年期にあたる本名・美濃部孝蔵役で出演している。

「ナレーションが志ん生役のWキャストであることは事前にアナウンスされていたものの、『大御所に忖度して、9対1ぐらいの割合でたけしメインになるのでは?』『あのフガフガ喋りを1年にわたって聴き続けるのは結構しんどいな』などと、ネット上では不安の声が飛び交っていました。しかし、時間軸が交互に入れ替わることでテンポよく進み、『まったくストレスがなかった』『たけしと森山、どちらも味のある演技を見せてた』などと評価は上々。今回が大河初挑戦となる人気脚本家・宮藤官九郎の手腕と、演出の巧みさを称賛する声が集まったようですね」(芸能関係者)

 また、語りの上手さだけでなく、豪華キャスト陣を次々に登場させる圧巻の展開でも視聴者を楽しませることに成功した。

「キャスト陣はすでに発表されていましたが、初回45分の間に主人公2人はもちろんのこと、生田斗真や神木隆之介、川栄李奈、小泉今日子、杉咲花、竹野内豊、星野源、松坂桃李、松重豊、役所広司や山本美月などといった豪華布陣が次々登場したため、『スター酔いしそう』『初っ端からフルスイングって感じ』などと、視聴者の目を楽しませたようですね。近現代を舞台にした大河は『いのち』以来33年ぶりとのことで、放送前には賛否両論が飛び交いましたが、東京オリンピック開催を来年に控え話題性は十分。スタートダッシュをかけることに成功し、全47話のフルマラソンをどう完走するか、今後の展開に注目が高まっています」(同)

 2013年上期に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で社会的ブームを巻き起こした宮藤だが、今作も大ヒットとなるか。脚本の妙と豪華キャスト陣の化学反応が良い方向へ向かうことを期待したい。

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