大晦日『NHK紅白歌合戦』に初出場した米津玄師。今年大ヒットした曲「Lemon」を披露した。
徳島の美術館からの中継で登場した米津。まさに「今年の顔」ともいえる存在で、「Lemon」の動画再生数などは異例の数字を記録。なかなか出場が決まらなかったが、最後の最後に決断した格好である。
そのためか「もったいぶるな」「最初から出ればいいのに」とネガティブな声があったのも事実だ。ただ、今年の『紅白』の目玉といえる存在の出場に、好意的な意見が多数を占めた。
実際、パフォーマンスは圧巻だった。声は伸びやかで、MVしか見たことがない大多数の人にとっては新鮮、かつ情感豊かに聞こえた部分もあるだろう。ミステリアスな雰囲気も、損なわれなかったように思える。一部のバッシングも、これほどのパフォーマンスを見せられて消え去るのではないか。
10月『東京ドラマアウォード2018』の授賞式で『米津の肖像は事務所が提供した画像以外禁止』ということでマスコミからヒンシュクを買ったこともあったが……。米津は今回の出場で「視聴者を楽しませること」に専念した印象だ。曲の披露後はフリートークをして「感謝」を伝え、笑顔も見せてくれた。かなり貴重な出演だったことは間違いないだろう。