会見での涙のワケがわかった?
冬巡業中の福岡県内で付け人の三段目力士を暴行した幕内貴ノ岩が責任を取り、12月7日付で現役を引退。同日夜、貴ノ岩は都内の同部屋で引退会見を行った。
「貴ノ岩といえば、一年前、元日馬富士から暴行を受けた被害者だっただけに、今回加害者となった愚行に擁護の声はほぼ皆無。会見では10秒以上頭を下げる謝罪を3度も行っていました。日馬富士も引退に追い込まれていますから、協会サイドからの慰留もなかったようです」(スポーツライター)
その貴ノ岩が目を潤ませたのは、元貴乃花親方についての質問だった。かつての師匠に連絡したことを明かした貴ノ岩は、かけられた言葉については「そこは……すみません」と、目を潤ませ言葉を濁してうつむいた。
その真意がわかったのは、10日放送の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)で放送された貴乃花への単独インタビューでのことだった。
「貴乃花は引退を発表した貴ノ岩について、『10年はダメですね。どんな状況でも一切会いませんし、来ても帰します』と、今後10年は会わないと断言。さらに、貴ノ岩自身からの連絡は、『一度携帯が鳴ったんですけども、会見する日に。でも私は出ませんでした』と、騒動後には話をしていないことを明かしました。結局、貴ノ岩は連絡こそすれどシカトされただけで何も言葉をかけられていなかった。記者や視聴者はそこに感動的なストーリーを想像していましたが、情けない裏事情があるだけでしたね(笑)」(スポーツ紙デスク)
10年後、2人が笑顔で再会する日は来るのだろうか。