伊集院光、ラジオで「イタかった若手芸人時代」を語る

編集部

 伊集院光が26日深夜放送の『深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)で、若手時代の“イタい思い出”を語った。

 今年はクリスマス・イブの12月24日と大みそかの31日が月曜日となり、ラジオの生放送と重なる。「クリスマス・イブと年越しをこのラジオを聴いて過ごす人がいるのか」と、そこから思い出された記憶の扉を語り始めた。

 伊集院は19歳か20歳の時に、クリスマス・イブの夜にニッポン放送のお笑い番組に出演。ニッポン放送では毎年12月24日から25日にかけて『チャリティーミュージックソン』と題された24時間の生放送特番が放送されており、夜中の時間帯に、若手のお笑い芸人を集めたゴングショーが企画された。当時、「イタリアに留学経験のある謎のオペラ歌手」という設定でピン芸人活動を行っていた伊集院。「替え歌を歌ったり、汗だるま(のデブ)なのにキザっぽいことを言ったり」とネタはスベリっぱなしだったようだ。それでも番組のトップバッターを務めたため、焦れば焦るほどネタはスベってゆく。その窮地を挽回しようと思ったのか伊集院はとんでもないことを口走ってしまった。

 伊集院は「いまラジオを聴いているカップル。素敵な聖夜で2人の時間を過ごしているだろうけど、隣の男はお前の体目当てだから」と発言。当時は過激なことを言ってやったといった思いもあったようだが、「今にしてみれば全然面白くない」「しかもその前後はチャリティ番組」と恥ずかしい過去を語った。

 当然、スタッフから猛烈に怒られ、リスナーからも、ものすごい量の抗議が来たという。何か爪痕を残そうとしてかえって大失敗してしまう若手芸人は少なくない。伊集院もそうした無名芸人の一人だったのだ。こうしたネガティブな部分も笑い話として話せるのは「負けがない」お笑い芸人の強みではあろう。
(文=相川ナロウ)

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