20日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)において、16日に行われた、8月に亡くなったさくらももこさんを偲ぶ「ありがとうの会」の様子について語られた。
この会は、生前のさくらさんの意向により、しんみりとしたものにはしたくないと、全員私服での参加となった。司会はフジテレビの笠井信輔アナウンサーが務め「拍手もあり笑いもありでお願いします」と話したエピソードを取り上げた。
祭壇には『ちびまる子ちゃん』をはじめとする、さくらさんの作り出したキャラクターが描かれた。さらに、まるちゃんの声優であるTARAKOの声で、さくらさんの生涯を紹介する演出も行われた。太田光はそれを見て「本当にジーンときました」と素直な感想を吐露していた。同時に寂しさも感じ、本当にさくらさんが亡くなってしまったと痛感したようだ。
さくらさんは最初の連載作が『ちびまる子ちゃん』であり、大ヒットにつながった。太田とさくらさんは同学年であるため、その様子を傍から見ており「今振り返れば、いかにすごかったか。実感としてわかるんだよ。俺らなんて、なんてない、深夜にちょこっと出ているくらいで」と、無名の若手芸人だった自分たちと、人気漫画家となっていくさくらさんを対比させ、思い出を語った。
さらに爆笑問題は『ちびまる子ちゃん』のアニメ放送が始まり国民的な知名度を獲得するころは、事務所を一方的な独立騒動により仕事を干された状態であった。その分、さくらさんの立場に対して羨望が強かったのかもしれない。
最後に太田は、さくらさんは「神様に気に入られていたのかもしれないね。だから早く逝ったのかもしれない」と語り、故人を偲んだ。普段はどのようなニュースにも、小さなボケを挟む太田であるが、さくらさんに関しては終始しんみりとしたモードであった。それだけ彼の中で大切な人であったのかもしれない。
(文=相川ナロウ)