政府のサイバーセキュリテイ戦略本部担当大臣である桜田義孝衆議院議員が、USBを知らなかったと話題になっている。桜田大臣は、これまで自分でパソコンを操作したことはなく、USBについては「穴を入れるらしい」とあいまいな答弁に終始した。サイバーセキュリティの担当者のIT知識がこのレベルでは先が思いやられるだろう。さらに桜田大臣は、東京オリンピック・パラリンピック競技担当大臣もになっている。何かと不安が残る人物だ。
いまやパソコンやスマホの操作は特殊な技術ではなく「使えて当たり前」のものとなっている。だが、政治家に同じく芸能界でも機械オンチが少なくない。
「芸能界の機械オンチの代表格といえば和田アキ子でしょう。音楽CDの開け方がわからないのでパンチで叩き割って出したエピソードがあります。さらに、仕事の愚痴や不満をICレコーダーに吹き込んでいたものの、消し方がわからなかったといった笑えない話もありますね」(芸能ライター)
さらに、お笑い芸人も機械オンチが多いジャンルである。
「『ワイドナショー』(フジテレビ系)において、ダウンタウンの松本人志や東野幸治が表計算ソフトの『Excel』を知らず、ほかの出演者から呆れられたエピソードなどはよく知られていますね。このほか、ナインティナインの岡村隆史はインクジェットプリンタの電源を5年ぶりに入れ、クリーニングをやりすぎて新品のインクを一瞬で使い果たしています。ココリコの遠藤章造は『Wi-Fi』を“ウィーフィー”と呼んでいました。サンドウィッチマンの伊達みきおもパソコンやスマホが使えず、相方の富澤たけしが送るネタはマネジャーがプリントアウトして渡しているそうです」(同)
芸能人ならば機械オンチもひとつのキャラとなるが、政治家のような責任ある立場となるとシャレにならないのは確かだろう。
(文=相川ナロウ)