過度の過労蓄積のため芸能活動の完全休養を発表した、浅草キッド・水道橋博士が編集長を務めるメールマガジン『水道橋博士のメルマ旬報』の編集長代理を、女優の酒井若菜が務めることがわかった。
酒井は同メルマガにかつて「くよくよしたって始まる!」を連載。博士は酒井を10代から知っており、その文才を高く評価していた。対談本『酒井若菜と8人の男たち』(キノブックス)には博士も登場している。
博士の窮地を救う形となった酒井であるが、実は別の芸人にも手をさしのべている。
「ナインティナインの岡村隆史ですね。2010年に5カ月間仕事を完全休養します。当初は体調不良とされていましたが、後にうつ病であったと告白しています。その時に岡村を陰ながらバックアップしたのが酒井であったといわれています。その様子は前出の対談本に登場した岡村との間でも語られていますね」(芸能ライター)
さらに、2人はその前に9年間にわたって絶縁関係にあったともいわれている。
「食事の席で『お笑いを舐めるな』といった口論になってしまったそうです。岡村は仕事に対しては非常にきまじめで、プライドが高いことでも知られています。誤解にもとづくものであったようですが、その場で話は決裂。酒井もショックのあまり岡村のメアドを消去してしまったそうです。しかし、岡村の休養を聞きつけ記憶を頼りにメールを送り、そこからメッセージの交換がはじまりました」」(同)
岡村は休養中は淡路島の親戚宅に身を寄せ、芸能界の知り合いとは交流を断っていたといわれる。芸能界への復帰は絶望かともいわれた時に、辛うじて細い糸でつながっていたのが酒井であったのだろう。岡村を闇の中から救い出したミューズ(女神)といえる。彼女は博士の代理をしっかりと務めてくれそうだ。
(文=相川ナロウ)