タブー犯したよゐこ・濱口優、お笑い業界の空気も変えた?

編集部

 よゐこの濱口優が6日放送の『ジンギス談!』(HBC北海道放送)に出演し『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の裏話を披露し話題となっている。この番組はタカアンドトシが、地元出身以外の芸人を招き、ガチンコトークを繰り広げる番組である。

 濱口は『めちゃイケ』メンバー内で最大のタブーを犯したのは自分であると語った。その理由として、メンバー内の女性との恋愛をあげた。番組では名前が伏せられていたが、これは本田みずほである。このスキャンダルは濱口のいう通り、かなりのタブーであったといえる。

「2人の関係は単に共演者に手を出す以上の問題があったといえます。何しろ濱口の所属事務所は松竹芸能、本田は吉本興業です。いわば関西の芸能事務所の垣根を越えた恋愛だったのです。本田は『めちゃイケ』の前進となる『とぶくすりZ』のレギュラーでしたが、濱口との交際が発覚すると、本田の露出が激減し、徐々に芸能界からフェードアウトしていきます。一時期は生活費を稼ぐためにキャバクラで働くといった苦労も経験したようです。この様子が『めちゃイケ』で取り上げられ話題となりました」(芸能ライター)

 ただ本田は「干された」のではなく、濱口を立てるために自ら身を引いたともいわれている。共演者に手を出すなど「だらしなさ」もある濱口だが、芸能界の慣習を変えた功労者でもあろう。

「やはり芸人同士のギスギスとした空気を、濱口の柔和なキャラクターが中和した部分はあるでしょう。かつてお笑い芸人は、お互いがライバルであり、事務所が違えば話もしないといった世界が当たり前でした。特に関東芸人と関西芸人の対立は有名ですね。その空気を変えたのが『めちゃイケ』前の80年代に放送されていた『俺たちひょうきん族』でしょう。明石家さんま、島田紳助らの関西芸人と、ビートたけし、片岡鶴太郎らの関東芸人が交流をするようになったのです。『めちゃイケ』は、それを発展させる形で松竹と吉本のコラボレーションが実現した奇跡的な番組といえるでしょう」(同)

 濱口は成し遂げた仕事は大きい。『めちゃイケ』の主役はナイナイ、特に岡村隆史で異論はないだろうが、助演賞は濱口なのかもしれない。
(文=相川ナロウ)

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