マツコ・デラックスがハロウィンに苦言 女装家としてのプライドが……

編集部
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 マツコ・デラックスが29日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)において過激化するハロウィーン騒動に苦言を呈した。軽トラック横転や、盗撮、暴行などによって逮捕者まで出る騒ぎとなっている現状を受け「仮装禁止にしたらどうか」「ああいう楽しみ方しかできないんだたったら、どっかの埋立地にでも隔離してやればいい」「仮装していることで(暴れることが)許されるのはおかしい」と強く非難した。

 コメントでは仮装者の隔離について「化粧の濃いババアが仮装と思われて逮捕されちゃったらっていう危険性がある」とジョークを挟みつつも、マツコは渋谷の若者たちに怒り心頭なようだ。これらの発言にはマツコの女装家としてのプライドも感じられる。

「マツコ・デラックスは現在はタレントとして活動していますが、もともとは雑誌編集者を経てコラムニスト、エッセイストとして文筆活動からキャリアをスタートさせています。その時には『女装家』を名乗っていました。これはミッツ・マングローブも名乗っているもので、あくまで男性の体と感覚を保ったまま、女性の格好やしゃべり方、仕草を真似るものです」(芸能ライター)

 ともすれば女装はコスプレの一ジャンルであり、渋谷に集まる変装、仮装した若者たちと一緒ではないかとも見られてしまう。マツコはそこに関して「断じて違う」と言いたいのだろう。

「女装パフォーマンスのひとつにドラッグクイーンがありますが、これは性的指向の違いを超えるためにあえてどぎついメイクや格好をほどこすものです。こちらも一見するとふざけているように見えて、きちんと思想性を帯びたものです。ただ騒ぎたいだけの渋谷のハロウィンコスプレ集団との違いをマツコは強調したいのでしょう」(同)

 マツコの怒りは単に若い世代に向けられているものばかりではなく、彼女の本心から発せられているものなのだろう。
(文=相川ナロウ)

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