10月7日の広島戦で、DeNAのラミレス監督はここまで38本塁打を放ち、タイトル争いを繰り広げている主砲・筒香を「1番」に起用する奇策に出た。出塁率が高く、四球が70以上あるというのがその理由だが、ファンは驚いたようだ。

 過去には「王シフト」が有名だが、最近ではこうした「奇策」を観ることは少なくなってきた。そこで改めて「球史に残る奇策」を振り返ってみよう。

 有名なのは、広島・ブラウン監督が09年の西武戦で絶体絶命のピンチを切り抜けた「内野5人シフト」だろう。

「4対4の同点、延長12回裏無死満塁。一打サヨナラ負けの大ピンチに、ブラウン監督は投手を林から左腕青木に代えるとともに左翼・末永を下げ、内野手の小窪を起用。小窪は左翼ではなく、三遊間の二塁寄り、遊撃・梵と二塁・東出の間にポジションを取った。見慣れぬシフトに観衆がどよめく中、西武の代打黒瀬の打球は小窪の真正面へ。本来なら中前打となる打球だったが、左翼-捕手-一塁の珍しい併殺プレーが完成。この後シフトを通常に戻し、後続を打ち取って危機を脱出しました」(スポーツ紙記者)

 ちなみに14年の阪神戦で、巨人・原監督も左翼の亀井を一、二塁間に置く内野手5人の変則シフトを敷いた。しかし、2人になった外野のド真ん中を抜かれて失敗に終わっている。

 また、巨人では02年の横浜戦で11回表無死一塁での「代打・桑田」も忘れられない名場面だった。

「打者が投手で左打者の岡島秀樹、相手投手も左投げの河原隆一の場面で、ベンチに控えた野手は清原和博・村田善則・鈴木尚広の3人。にもかかわらず、投手である桑田真澄が代打に指名され、初球をバスターエンドランして見事に試合に勝利しました」(前出・スポーツ紙記者)

 そして、その逆が99年に巨人とのオープン戦で阪神・野村監督が送り出した「ピッチャー・新庄」。

「野村監督はキャンプでの新庄の肩の強さに驚き、『うちのピッチャーの誰よりも速い』と目をつけた。巨人打線相手に三者凡退に打ち取るなど才能を見せつけたが、この試合で怪我をしてしまい、『二刀流』は断念。大谷翔平の登場を待つことになります」(スポーツライター)

 プロ野球を盛り上げるためにも、こうした「奇策」は時々でも見たいものだ。

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