『news zero』有働由美子がぶち当たる「女子アナ」と「ニュースキャスター」の違い

編集部

 有働由美子が10月1日から『news zero』(日本テレビ系)のキャスターとして登場しているが、NHK時代の人気番組『あさイチ』同様の砕けた進行には、ネット上では賛否激論が交わされている。

 一部報道では、NHK時代から年収10倍以上の厚遇で迎えられているとされるだけに、本人も結果を残そうと必死なようだが、「民放」の「報道キャスター」という立ち位置にまだまだフィットできていないといったところだろう。

「有働が壁にぶちあたっているのは、『女子アナ』と『キャスター』の違いのようにも思えます。正確に伝え、上手に進行するのが女子アナだとすれば、解説や論評を加えながらニュースを報道するのがキャスター。番組では『会話するニュース』『視聴者の皆さんと一緒に考えていくニュース』を宣言したのも聞こえはいいですが、要はまだ自分の知見が足りず、意見を言う自身がないということの現れ。そのため、やたらと『すみません、すみません』と謝る姿が目につきます。前任の村尾信尚キャスターは元財務官僚という異色の経歴もあってか、現政権に対する批判も厳しめだった。有働も政治的スタンスを明らかにしていくなどすれば、視聴者からもキャスターとして認められていくのではないでしょうか」(テレビ関係者)

 キャスターの大先輩である池上彰は、視聴率稼ぎのための芸能人キャスターは不要と唱える中で、ニュースをよく知らない芸能人と、知ったかぶりをする報道のプロの組み合わせが最悪だと語り、「芸能人であろうとなかろうと、視聴者の立場に立って『わからない』と言える人と、『わかっていること』と『わからない』ことをきちんと仕分けして伝えることのできる報道のプロの取り合わせが理想的」とも言及している。

 有働も「わからない」と言うだけでなく、「わかっていること」も自信を持って伝えていってほしいものだ。

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