元歌のお兄さんが覚せい剤使用で逮捕、子どもたちの夢を壊してしまった?

編集部

 NHKの子ども向け番組『にこにこぷんとあそぼう~うたってワクワク~』に出演していた、元歌のお兄さんである沢田憲一容疑者が覚せい剤取締法違反で逮捕された。澤田容疑者は1996年から5年間、同番組に出演していた。

 20年以上前とはいえ、子ども向け番組の出演者が覚せい剤を使用していた衝撃は大きい。何よりNHKの「歌のお兄さん」「歌のお姉さん」は現役の出演時には、厳しいルールが課せられていることで知られる。

 まずオーディションに合格すると、約3カ月で1,000曲ほどのレパートリーを覚える必要がある。収録も毎日のようにあるので、実質的にNHK以外の番組出演が禁止となる。さらに、海外旅行も禁止だ。これは「突発的な天候不順などで帰って来られなくなる可能性があるため」とされるが、ハードスケジュールのため海外旅行も行けないのが現状だ。

 さらに、プライベートでのスポーツや車の運転も禁止されている。前者はケガ防止のため、後者も交通事故を起こす、巻き込まれる可能性があるためだ。元モーニング娘。の吉澤ひとみ容疑者の飲酒ひき逃げ事件が、芸能界に与えた衝撃も記憶に新しい。吉澤の事務所は所属タレントには「タクシー移動」を命じていた。ネガティブな可能性を極限まで排除するには「禁止」するしかないのだろう。

 私生活上の制約はまだある。子どもたちのお手本となる存在でなければいけないため、歌のお姉さんの場合、派手なピアスや化粧は禁止。お兄さんでも茶髪金髪やチャラい格好は当然禁止。夜の飲み歩きはもちろん、立ち食いや歩き食いも下品ということで禁止されている。もちろん、スキャンダル防止のため恋愛も結婚も禁止されているといわれる。

 これらはすべて「子どもたちの夢を壊さないため」である。だがルールがガチガチすぎる分、今回のケースのような「逸脱」が余計に目立ってしまうのは確かであろう。もちろん薬物は「ダメゼッタイ」である。
(文=相川ナロウ)

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