18日にドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)が最終回を迎えた。同作は先週回の視聴率が17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と20%の大台に迫り、早くも続編を期待する声が挙がっている。
その主演を務めるのが女優・綾瀬はるかである。
ドラマや映画、CMにバラエティ番組と、持ち前の演技力と万人に愛される天真爛漫なキャラクターで、10年以上にわたり芸能界のトップで活躍している稀有な存在だ。18日朝には同局系情報番組『あさチャン』(毎週月~金曜5:25~)に生出演し、ドラマに込めた想いとともに最終回をPRするなど、その謙虚な姿勢が視聴者だけでなく芸能界で愛される由縁だとひしひしと感じる。
ただ、その笑顔の裏に“引退”を覚悟した過去があることを知っている人間は多くない。
自身の演技に納得がいかず、経験を重ねるごとに増していくプレッシャーにさいなまれる日々。一気にスターダムをのし上がった出世作『世界の中心で、愛をさけぶ』(東宝系)、NHK大河ドラマ『八重の桜』など、世間から称賛を浴びる陰で「これでもう女優を辞められる」と引退の二文字が頭をよぎっていたと、19日発売の「フラッシュ」(光文社)で報じられた。詳細は是非同誌をご覧いただきたい。
ただ、出演した作品で元気なってくれる人の存在を信じ、現在まで女優を続けてきた綾瀬。自身の名誉でも、お金でもなく、ファンのために演じる。その滅私のスタンスこそ、人々を惹きつける秘訣なのかもしれない。